当社では、営業業務を通じて受け取ったお客様の図面が、まず生産管理係に渡されます。そして、その注文品の加工内容・要望事項を確認し、表面処理が必要であれば手配をしたり、材料の有無を確認した後に生産技術係に渡します。
その後、各部門と連携をとりながら、お客様から頂いたご注文が計画どおり生産されているか、または納期遅れが生じていないかを、独自の生産管理システムを活用することにより、視える化して管理しています。
また、この生産管理システムによって発行される製造指示書により、納期に従って各製造部門に製造指示を出しています。

生産技術係では、生産管理係から受け取ったお客様の図面をもとにNCデータを作成します。
その後製造工程の順序を決めて生産管理係に指示書の発行を依頼します。
お客様からご要求頂く品質・納期にお応えするためには、この生産技術係にて製品の形状・要求内容を把握し、それに適した加工機・工程をきっちり組むことが重要となります。

製造一係は、パンチ・レーザー複合機やタレパンを使った、ブランク工程を担当しています。
トルンプ製ファイバーレーザー加工機 Trumatic3000fiberなどの最新鋭の機器などを用いて、様々なブランク加工のニーズにお応えします。

さらにタレパン加工後のバリ除去、あるいはレーザー加工後の糸面取りのため、当係ではバリトリ機を活用し生産性を高めています。三次元バリトリ機では、内部にあるホイール状の布ヤスリが回転してバリを取るので、平面バリトリ機に比べ丸く仕上がります。

製造二係では、ブランク工程を経たワークに対して、プレスブレーキを使った曲げ加工やプレス・カシメ加工を行います。これらの図面および加工指示は、社内ネットワークを介して作業者の手元のディスプレイに表示されます（図面ファイリングシステム）。これにより、図面情報はもとよりお客様の要望事項や過去トラブル情報なども共有され、品質とスピードの両立に役だっています。

製造三係では、ブランク工程・曲げ工程を経たワークを各種溶接加工を行うことで完成品に仕上げています。一般的な溶接加工であるTIG溶接・半自動溶接機をはじめ、薄板溶接に適したYAGレーザー溶接・ファイバーレーザー溶接、さらにスポット溶接機を駆使し、あらゆる溶接ニーズにお応えします。