この薄板板金は、板厚0.5mmのステンレス板をレーザー溶接によって組み上げた産業機器用の部品です。この部品自体に気密性が求められるので、精度高く溶接することが必要なので、溶接歪みを少なくすることが求められます。

そのために、まず当社は、極力曲げ部分を多くして部品点数を減らすことで、溶接歪みを低減させています。さらに溶接方法においてもファイバーレーザー溶接を採用することによっても低歪みを実現しています。

ただ、このファイバーレーザー溶接を採用した場合、TIG溶接などと比較すると部品同士の隙間をぴったり合わせることが求められます。これに対して当社では、円盤のR部分と側面板のR曲げの円弧を精度よく合わせるため、ベンディングロールを用いて高精度でR曲げを行いました。

水密・気密を求められる薄板板金も、協和工業は得意です。薄板板金なら何でもご相談ください。