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医療機器用 筐体フレーム | 株式会社 協和工業

医療機器用 筐体フレーム | 株式会社 協和工業
製品カテゴリ 筐体板金
業界 医療機器
材質 SECC
用途 架台
サイズ・板厚 700×700×700㎜、t=2.0mm
加工方法 ブランク、ベンダー、Tig溶接+CO2溶接
説明

協和工業が手掛ける「筐体フレーム」は、高い信頼性と安定した寸法精度が求められる医療機器の骨格を支える重要部品です 。板厚2.0㎜のSECC(電気亜鉛めっき鋼板)を採用し、700×700×700㎜という大型の立方体形状を構築する本製品には、当社の「精密板金」における確かな加工技術と品質管理ノウハウが凝縮されています 。

 

1. 大型筐体における「+1 / -0」公差への挑戦

精密板金において、700㎜を超える大型製品で「±0.5㎜」といったタイトな公差を維持することは、それ自体が難易度の高い要求です 。しかし、本製品においてはさらに厳しい管理が求められる「+1 / -0」といった片側公差の設定箇所が存在します。

一般的な「±(プラスマイナス)」公差であれば、中心値を狙うことで前後の誤差を許容できます。しかし「マイナスを絶対に許さない」片側公差の場合、削りによる微調整が効かない板金加工において、一切の妥協が許されません。特に、溶接による熱収縮で寸法がマイナス側に引っ張られるリスクを考慮すると、ブランク(抜き)工程での展開寸法の追い込み段階から、最終仕上がりを逆算した極めて精度の高いコントロールが不可欠となります。協和工業では、蓄積された加工データと現場技能者の繊細な感覚を融合させることで、この厳しい公差条件をクリアしています。

 

2. 曲げ角度のばらつき抑制と「通り精度」の確保

精密な筐体を組み上げるための大前提となるのが、個々の部品における曲げ加工の精度です。長尺の曲げ加工が含まれる本製品では、曲げ角度のわずかなばらつきが、最終的な筐体の歪みやねじれとして増幅されてしまいます。

当社では、ベンダー(曲げ)工程において、角度のばらつきを極限まで抑えるとともに、曲げ線全体の「通り精度」を厳格に確保しています。長尺部においても直線性を損なわず、均一な角度で折り曲げることで、次工程の溶接組み立て時に部材同士が隙間なく、かつストレスなく合致する状態を作り出します。この「曲げの基本精度」へのこだわりが、大型製品でありながら設計公差内での安定した品質を実現する基盤となっています。

 

3. 「位置決めダボ」による組み立て精度の担保

本製品は、合計10点の部品構成で製作される精密な筐体フレームです 。大型部品同士を組み合わせる際、単に突き合わせるだけでは、溶接時の熱影響や作業順序によってわずかなズレが累積してしまいます。

これを回避するため、当社の精密板金では図面指示に基づいた「位置決めダボ(位置決めダボ)」構造を積極的に活用しています 。部品同士に凸凹(ダボ)を設けることで、仮組み段階で物理的に正しい位置に固定し、組み立て時のヒューマンエラーによる寸法のばらつきを排除しています。この構造は、組み立て効率の向上だけでなく、溶接前の精度を強固に固定し、図面に示された「データム(基準面)」に基づく幾何学的な正しさを維持するための重要な鍵となります 。

 

4. 歪みを制御する「ハイブリッド溶接」と適正な組み立て順序

筐体フレームの製作において、最も品質を左右するのが溶接による熱歪みの管理です。当社では、ベースとなる部分に4隅のフレームを立てる構造において、製品に傾きが出ないよう、組み込みを行う順番を厳格に管理しています 。

溶接手法についても、箇所の特性に応じてTig溶接とCO2溶接を適所に選択する「ハイブリッド溶接」を採用しています 。強固な剛性が求められる構造接合部には溶け込みの深いCO2溶接を、熱による歪みを最小限に抑えつつ美しい仕上がりが求められる箇所にはTig溶接を選択しています 。また、図面の指示(点付け溶接等)に従い、接合箇所を戦略的に選定することで、筐体全体の強度を確保しながら素材にかかるストレスを最小限に封じ込めています 。

 

5. 塗装・仕上げ工程まで見据えた一貫した品質管理

医療機器という用途から、本製品には機能面だけでなく、清潔感のある高品質な外装仕上げが求められます 。図面の注記には「粉体塗装」や「ねじ穴のマスキング」といった詳細な指示が含まれており、当社ではこれら後工程の品質まで含めたトータルな管理を行っています 。

 

塗装工程においては、塗膜の厚みが最終的な寸法精度に影響を及ぼす可能性がありますが、当社ではあらかじめ塗装厚を考慮した精密板金加工を行うとともに、ねじ穴等の重要部位への確実なマスキングを徹底しています 。また、バリやカエリの徹底した除去といった基本動作(注記指示の遵守)を積み重ねることで、最終的な製品の安全性と美観を高いレベルで両立させています 。

 

6.高精度な筐体フレームは協和工業にお任せください。

難易度の高い大型かつ精密な筐体製作において、協和工業は図面に込められた設計意図を深く読み解き、最適な工法選択と誠実な技術力でお応えします 。片側公差の厳しい管理や、複雑な構造体の精度確保、そして美観を損なわない歪み制御にお困りのお客様は、ぜひ当社の精密板金技術をご活用ください。

 

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