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2分割R曲げボックスカバー | 株式会社 協和工業

2分割R曲げボックスカバー | 株式会社 協和工業
製品カテゴリ 薄板板金
業界
材質 SECC
用途 ボックス
サイズ・板厚 200×300×100、t=1.0
加工方法 ブランク、曲げ、TIG溶接
説明

高精度な薄板板金加工が実現する意匠性。SECC製「2分割R曲げボックスカバー」の設計と製作

精密機器の外装において、製品の印象を大きく左右するのが「角」の処理です。今回は、板厚1.0mmのSECC(電気亜鉛めっき鋼板)を使用し、あえて手間のかかる「R曲げ」を意匠として取り入れたボックスカバーの製作について、プロの視点から解説します。

1. 意匠性を極めるための「R曲げ」という選択

一般的な薄板板金では、加工の容易さから角部を直角(V曲げ)に仕上げることが主流です。しかし、本製品ではデザイン性を最優先し、角部に緩やかな半径を持たせる「R曲げ」を指定しています。

  • シームレスな美しさ: 直角曲げ特有の尖った印象を排除し、滑らかで高級感のある質感を演出します。SECCの鈍い光沢と相まって、プロダクトとしての完成度を一段上のレベルへと引き上げます。

  • 光の反射のコントロール: R形状にすることで表面の光の当たり方が柔らかくなり、設置環境に馴染みつつも、精密加工品としての存在感を際立たせます。

2. 理想の形状を実現する「2分割構造」の設計思想

サイズ200×300×100mmという限られたボリュームの中で、美しいR形状を維持しながら高精度に組み上げるため、本製品はあえて2分割構造で設計・製造されています。

なぜ「一体」ではなく「2分割」なのか

1枚の板から展開して製作する場合、曲げの干渉や金型の制限により、意図した通りの美しいRをすべての角に出すことが難しくなる場合があります。2つのパーツに分けて個別に最適なR曲げを施し、それを精密に接合することで、設計図通りの完璧なプロポーションを実現しています。

3. SECC(板厚1.0mm)の特性を活かした加工プロセス

本製品の素材であるSECCは、加工性と表面の平滑性に優れた材料です。

  • 精密抜き加工: 天面の開口部(窓)や側面の取り付け穴、微細なスリット(長穴)をタレットパンチプレスやレーザーで加工します。板厚1.0mmという薄板において、抜きによる歪みを最小限に抑えるのが職人の腕の見せ所です。

  • 高度な曲げ技術: R曲げは、金型の選定と加圧の加減が非常にシビアです。300mmの長尺方向に対して、歪みなく均一なRを描くには、材料の跳ね返り(スプリングバック)を正確に計算したベンダー操作が不可欠です。

  • 接合と仕上げ: 分割されたパーツは、接合部の隙間や段差が一切出ないよう、精密に位置決めされ固定されます。表面に傷をつけず、SECCの美しい肌合いを維持したまま完成させるには、細心の注意が払われます。

4. まとめ:技術が支える「魅せる」板金

板厚1.0mmの薄板板金において、意匠性のためのR曲げと2分割構造を両立させることは、単なる「箱作り」を超えた精密な製造技術の結晶です。

細部まで妥協しない、美しさと精度を両立したカバーボックスの製作は、ぜひ秋田の協和工業にお任せください。

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