この薄板ボックスは、板厚0.8mmのSUS430を歪み少なく溶接にて仕上げた精密板金です。SUS430はほかのステンレスに比較するとキズが目立ちやすいので、外観品質が求められる場合は取り扱いには注意する必要があります。当初、溶接は強度を持たせるためにTIG溶接の要望を受けておりましたが、0.8mmという薄板のためお客様が満足する品質には仕上がりませんでした。そこで当社からは、部品の取り付けはTIG溶接、ボックスの外周はレーザー溶接という具合に箇所により使い分けることで歪みを最小限に抑えた上、TIG溶接からレーザー溶接に切り替えることでグラインダーによる仕上げを不要とし、外観品質を大幅に向上させることができました。

薄板板金が得意な協和工業では、ただ歪みの少ないレーザー溶接を行うだけではく、必要に応じた溶接を使い分けることで、あらゆる溶接品の悩みにお応えすることが可能です。薄板板金でお困りなら当社にお任せください。