今回ご紹介する薄板板金「フロントパネル」は、協和工業が手掛ける精密板金の中でも、特に外観を重視して製作されたものです。このフロントパネルは、ある装置の外観部品の前面に使用されるため、キズは一切不可、という指示を受けております。そこで協和工業では、ブランク加工時のレーザー工程におけるキズを防止するために工程を工夫し、さらにレーザーによる微小な焼け跡も最終工程でスケーラーにて処理しております。世の中では「キズレス板金」という言葉がありますが、このフロントパネルこそ、まったくキズのないキズレス板金であると自信をもって言うことができるくらいのキズレス板金です（当社が手掛ける医療機器よりも厳しい部類に入ります）。

協和工業では、医療はもちろん、キズに厳しい半導体や一部の産業機械メーカー様からのご要望に応えるべく、製造工程で発生するキズを最小限に抑える加工方法と管理方法および後処理を確立しています。精密板金や薄板板金でキズでお困りの方はぜひご相談ください。