この精密板金はブレーキペダルと呼ばれる製品で、合計4点の部品で構成される比較的単純な形状となっています。しかし、足で踏むペダルのため強度が必要とされ、さらに部品同士が組み合わさった後の寸法と直角度に公差が要求されているため、単純な形状と言っても構造・設計・加工ともにシビアな管理が必要となります。

キズのない精密板金「清潔板金」を手掛ける秋田の協和工業では、上述の強度および精度要求を維持するために、部品同士の組み合わせは溶接だけではなく差し込みの方法を採っています。さらに溶接の方法についてもしっかり肉盛りを行った上にピッチ溶接を採用することで、強度を上げつつ高精度も達成するという、厳しいご要求にお応えしています。