このシュートボックスは、板厚0.5mmのSUS430を用いて製作した薄板精密板金です。50×50×40と手のひらサイズの小さな板金ですが、0.5mmと薄いためファイバーレーザーを用いた溶接でも歪みへの対策を行う必要があります。上部のシュートと下部のボックスの間は「隙間なきこと」と指示があるため全周溶接となりますが、歪みを最小限に抑えるためにボックスとシュートの勘合を工夫しています。また同時に美観も求められているため仕上げを最小限にする必要があるので、ビード幅の狭いファイバーレーザー溶接が有効となります。

また部品の展開に関しては、今回すべて当社にお任せ頂きました。曲げ加工の技術と各種溶接技術から最適な展開と加工方法を選択して薄板精密板金を提供できるのが当社の強みですので、展開も含めすべてお任せください。コストや品質などご要求に沿ったご提案をさせて頂きます。