この押さえ板は、板厚0.3mmのステンレスばね鋼を用いて製作した薄板板金になります。対象物をしっかり押さえる必要があるため、高さ方向の公差が厳しく設定されています。これをクリアするためには高い曲げ精度が必要になりますので、協和工業では曲げばらつきが小さいプレスブレーキを採用すると同時に工程内における検査も通常よりも厳しい規定で運用することで対応しています。

協和工業では日々多種多様な精密板金を手掛ける中で、お客様からのご要望に応じて加工における注意点や検査方法なども細かく規定していますが、これらの情報を図面管理システムに反映させ、作業スタート時には必ず確認するシステムを導入することで対応しています。