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ステンレスホッパー(SUS304 t=1.5・TIG溶接/形状提案) | 株式会社 協和工業

ステンレスホッパー(SUS304 t=1.5・TIG溶接/形状提案) | 株式会社 協和工業
製品カテゴリ 中板板金
業界 産業機器
材質 SUS304-2B
用途 材料搬入
サイズ・板厚 200×300×250
加工方法 ブランク、曲げ、溶接、焼け取り
説明

■ 製品概要

本製品は、SUS304-2B(板厚1.5mm)を用いた材料投入用ホッパーの精密板金加工事例です。R曲げ部品・板部品・パイプの3部品で構成し、TIG溶接で一体化しています。当初の形状は板金加工では製作できないものでしたが、当社で用途をお伺いしたうえで、機能を満たしながら製作可能な形状をご提案しました。テーパー状のR形状や板材から成形したパイプなど、曲げ・展開・溶接のそれぞれに高い精度が求められる、当社の提案力と精密板金技術が詰まった製品となっています。

■ 本製品の加工のポイント

1. 用途ヒアリングによる「製作可能な形状」のご提案

当初の形状は、板金加工では製作することができないものでした。そこで当社では、お客様からホッパーの用途や求められる機能を詳しくお伺いし、材料投入という役割を損なわずに板金で製作できる形状を検討・ご提案しました。図面どおりに加工するだけでなく、製作性を踏まえた形状のご提案ができることも、当社の強みのひとつです。

2. テーパー状のR形状を「ピッチ曲げ」

本製品のR部分は、先端に向かって断面形状が変化するテーパー状になっています。そのため曲げ線を平行ではなく放射状に割り付ける必要があり、プレスブレーキによるピッチ曲げ(送り曲げ)の中でも難易度の高い加工です。曲げ跡や2B材の表面キズを抑えながら、R部と平面部のつながりにも段差や折れ感が出ないよう、なめらかに加工しています。

3. 板材から成形した「パイプ」と展開段階での斜め形状の作り込み

パイプは既製品を使わず、板材を送り曲げして円筒形状に加工し、合わせ目をTIG溶接しています。ホッパーの傾斜面に取り付けるためパイプ端部は斜めの形状が必要ですが、この形状は丸めた後に加工するのではなく、平板の展開の段階で作り込んでいます。丸めたときに狙いどおりの角度になる展開形状の設計と、取付角度・位置の精度出しにより、ホッパー本体へ正確に接合しています。

4. 3部品を隙間なく組み合わせる「展開プログラム」

R曲げ部品・板部品・パイプの3部品を組み合わせた際に隙間が生じないよう、展開プログラムの段階から精度を作り込んでいます。ピッチ曲げは伸び量が安定しにくいため、試作で展開寸法を検証・補正し、組み合わせたときにぴったりと合う部品形状を実現しています。

5. 薄板ステンレスの「歪み」を抑えた隙間のない溶接

SUS304は熱がこもりやすく熱膨張も大きいため、板厚1.5mmのTIG溶接では歪みが発生しやすい材料です。さらに本製品は片側が大きく開いた形状で剛性が低く、溶接の熱によって開口部が開いたりすぼんだりしやすい構造です。当社では治具での拘束や仮付けピッチ・溶接順序の工夫によって歪みを抑えています。曲げ部品と板部品が鋭角に集まる先端部も、溶け落ちに注意しながら隙間のない溶接で仕上げています。

6. 焼け取り・ビード処理による「きれいな外観」

溶接後は焼け取りとビード処理を行い、溶接部が目立たないきれいな外観に仕上げています。形状のご提案から、ピッチ曲げ、展開プログラム、歪みを抑えた溶接、仕上げまで——複数の技術を掛け合わせることで、機能性と外観品質を両立したホッパーを実現しています。

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製品紹介

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